夏のせい

クリープハイプのアルバムの歌詞カードを噛み締めながら聴いてみたり。


画像




鳩居堂は季節の変わり目に訪れると楽しい。




春夏秋冬ごとに、季節の花々や風物詩が印刷されたハガキが代わる代わる置いてあるのです。




店の中がおばあちゃんみたいな(練り香?お香?の)匂いがするけどね。




はがきコーナーでふと目に止まった、サルビアの絵はがき。
サルビアときいて、ふとよぎる遠い思い出。




小学校最後の夏休み。
合唱部で、曲の最後に「サルビアの、赤い花」という歌詞が出てくる歌を練習してた時。




曲が終わった瞬間、先生が烈火のごとく怒りだし、
「お前ら、サルビアの花ってどんな花か分かって歌っとんのかぁーーー!!」とぶち切れて、
「(部員一同)ぎゃぼーー←」ってなったことがあった。
あの人はスパルタやった。ホント(いい思い出)。




誰一人サルビアの花なんて見たことなかった。それがバレて、さらに叱られた後。
「夏の間にサルビアの花がどんな花か、ちゃんと調べてこいやっ!!」と言われ「ひーっ」ってなりながら、すぐさま図書室やら図書館やら本屋やらの植物図鑑を見に行ったんかな。




でもなかなか見つけられなくて困ってたら、どこからか「どっかの家にサルビアが咲いてるらしい!」って噂が流れて、部員総出でその知らないお宅にお邪魔して(半ば押しかけ)サルビアの花を見せてもらったことがあった。


 

花壇に咲いてた真っ赤な花。
その時、「これがサルビアかー」と感動したのを覚えてる。




それから、サルビアという歌詞への心の込めようがえらく変わったよね。




あれから、夏の終わりにはサルビアの花を思い出す。
南国原産の、西日みたいにギラギラした赤色を思い出す。
特別好きな花じゃないけどね。暑苦しいしくらい赤いよあれは。その割に寒さに弱いんだから。





まぁ、子供の頃はなんかよく分からずに歌ってることが多かった。
うさぎはおいしい歌とかね。それがまた楽しかったんやけど。
オケラとか今だにどんな生き物か分からん。やなせさんごめんなさい。




分からないは分からないのまま。
後々、偶然に知っていくものもある。そんな成長速度だった。





今はいい時代よねホント。
すぐ見つかって、必ず届いて、虚しいくらい煩わしさから開放されて。




その分、
見つからないとすぐ苛立って、つながった気になって、面倒が増えると消し去って。
自分らがそれを選んだのにな。





どうせ続かないくせに、あのアナログな距離がたまに恋しくなったりね。
調子よいよねまったくね。





「消せない恥ずかしさも大事。」ってこの間マンボウ教頭がラジオで言ってた。
そういう場所が残っていくことも大事。
そういえば教頭は、ブログはもう古い道具って書いてたな。





君への手紙も滞って久しいけど、その熱量がどこかで活かされてるわけもなく。
扁桃体だけはバケモノみたいに膨れ上がって、手に負えなくなってる。