風の吹きしく

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今日、街で近藤喜文さんの画集に出てくる絵にそっくりな光景と出くわして、驚いたと同時にほっこりした気持ちになった。



画集が発売されて15年近く経った今でも、残ってる風景がここ東京にもあるんだなと思うと、とても嬉しくなった。




冬が近づくと、よく自分の中で思い出す風景がある。


小学校の時、寒い冬の朝にクラスみんなで近くの川に行き、水面から立ち上る霧を見た。



“狭霧消~ゆる港江の~舟に白し朝の霜~♪”という歌のように、川の河口は当たり一面朝の霧に包まれていて、文字通り真っ白な景色が広がっていた。



川岸に生えている草花には白い露が宿っていて、みんなが“わしわし”と踏み歩く度に、その水の玉は方々に飛び跳ねては散っていった。



そんな田舎の冬景色。



思えば、映画「耳をすませば」のあのラストシーン。
夜明け前、雫と聖司が眺めていた西東京の景色には、だんだんと生えそろっていく高いビルがいくつも描かれていた。



あれからあの街はどんどん開発が進んで、大きなベッドタウンになっていくんだけど、あの時二人が見た冬の朝の景色もまた やはり美しかったんだとその昔、宮崎駿さんが語っていたことを思い出した。



田舎っ子には田舎の、都会っ子には都会の大切な思い出の風景がある。



子供はそれぞれに何かを見て聞いて感じて、記憶に残して成長していく。



宮崎さんが近藤さんにあの作品を任せたのは、そういう少しずつ変化していく街や人を、とても繊細に描ける人だったからなんだなと、改めて感じた。



こうなってくると今年中に何とか聖蹟桜ヶ丘を訪れたい。
長年の夢叶うか~☆彡


そこにはもう、あの頃雫たちが見ていたのとは違う風景が広がってるんだろうけど。


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